2016-7-4

基板のプリント結果

今回製作した基板(以下、試作2)をプリントした結果を以下に示す。

なお、テストのため使用済み基板を使用したのでデータにあるもの以外の配線がある。

 

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ドリル径

使用可能なドリルのサイズとしては

  • 0.7mm
  • 1mm
  • 2mm

である。

現在製作中の基板では、papilioシールド用のドリルサイズは0.7mmを使用しているが、長いピンソケットは他より多少太いため入らなかった。

そこで、ドリル径は1mmとすることにした。

また、BNCの足の穴が開いていないため、ドリル径を2mmに指定することにした。

 

 

裏面グラウンド

試作2では、裏面のベタグラウンドはそのままであったが、実用を考えると、グラウンドとのショートを防ぐためにピン周りをグラウンドから離す必要がある。

そこで、下図のように、赤く塗りつぶした部分を削るパターンをKicadで作成することにした。

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出力端

現在の出力端はそのままBNCコネクタに繋げているが、フィルタを組み込むことにした。

下図のIout(21pin)の出力をローパスフィルタとなっているところにフィルタを組み込み、その出力をコンパレータの非反転入力VINP(16pin)に返す。またIOUTB(20pin)の出力をコンパレータの反転入力(15pin)に返す。

コンパレータからの出力はVOUTN(13pin),VOUTP(14pin)から出力される。

 

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これらのことを踏まえて改善を行った。

 

 

下図の右側が追加したフィルタ部である。

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コイルのフットプリントが不明であったのでとりあえずSMDパッケージのものを割り当てた。

 

改善点

配置をして見たが、明らかに(基板サイズ、papillioシールドヘッダーの位置などの)根本的な部分からの改良が必要であるので全てやり直しを試みている。

このままの配置と大きさでは出力信号線が4本となったことからほぼ全て(アナログ信号線と電源線計20本程度)がジャンパ配線とならざるを得ないため、ジャンパ線が重なりすぎないように位置関係を改善している。

不具合により、コンポーネントが読み込みは出来るが表示されない事態が発生したため、原因も調査中である。