次に製作するAD9851駆動基板に向け、今回の基板のどこが不具合の原因なのかを調査した。

まず、正常に動作している共同研究者の基板と比較を行った。

下図が共同研究者基板の基準発振出力である。

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これは自作基板とほぼ同様の出力となっていた。

次に、自作基板の基準発振をもとに共同研究者基板を動作させて見た結果が下図である。

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10MHzを出力する信号を与えたが、7kHz程度の出力となっていたものの正弦波が出力されていた。

 

また、IOUT出力を見たが、不安定で形もいびつだったため、これからは動作試験の際はVINPの出力を見ることにする。また、SMAコネクタでないときれいな出力を確認できなかった。

以上のことから、

・基準発振出力までは正常であること

・VINPの出力を見る必要があること

・SMAコネクタでオシロスコープに繋ぐ必要があること

が、正常な発振出力が出ている際に確認するための必要事項であることが分かった。

 

 

その後、AD9851駆動基板のはんだ付けをおこなった。

回路図は、以下のものを参考にした。

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下図が基板の現状である。

フィルタ部は330nH以外の部分だけ作成した。

また、信号線と電源、グランドの配線部をはんだ付けした。

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次回は、SMAコネクタとDCジャック、それらを繋ぐ配線のはんだ付けを行う。